千葉県野田市柳沢の総合歯科医院「いちファミリー歯科医院」 | 愛宕駅から徒歩9分 | ベルク野田柳沢店敷地内 駐車場 210台完備

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MFT

MFT舌の位置を正常にし、鼻で呼吸する

MFTとは

MFTとは、Oral Myofunctional Therapyの略称で、口腔筋機能療法のことを指します。
歯並びや噛み合わせに関係する口周りの筋肉が正常に働くように改善させる訓練法です。
歯並びや噛み合わせは、遺伝や生活習慣の悪癖によって決まります。

しかし遺伝的な要素より、日常生活でおこなわれる頬や舌・唇などの口周りの筋肉が異常な動きをしている方が、
歯並び・噛み合わせに悪影響を与えるといわれています。

何気なく毎日繰り返している悪い癖(口呼吸、指しゃぶり、頬杖、うつ伏せ寝、舌癖)が
お子さんの歯並びや噛み合わせに大きく関わっているとしたら改善させたいと思う親御さんは多いのではないでしょうか?

MFTをおこなって異常な筋肉の動きを改善できれば、
歯が正常な位置に生えそろうことが期待できます。

MFT(口腔筋機能療法)

目的
顎の骨や歯は、舌・口唇・顎の筋肉の状態による影響を大きく受けています。MFTはこれらの筋肉の動きを正常にするためのトレーニングです。
効果
正しい舌の動きや正しい口のまわりの筋肉の動きを覚えていき習慣化し、正しく機能させます。矯正装置をつけなくともMFTのみで悪い歯並びがある程度改善することもありますし、矯正治療を円滑に進めるためや矯正後の後戻りの防止にも役立ちます。
MFTの実施
1日の訓練時間は数分~10分程度行ってください。
やや長いほうが強い効果があります。最初は少し疲れますが、少しずつ慣れてきます。口の周りの筋肉はトレーニング効果が出やすい特徴があります。
トレーニングは歯科衛生士がお教えします。

歯並びに影響する悪癖

唇を噛む癖が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
うつぶせ寝が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
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過蓋咬合|いちファミリー歯科医院
頬杖が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
うつぶせ寝が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
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側方交叉咬合|いちファミリー歯科医院
唇を噛む癖が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
指しゃぶり・爪を噛む癖が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院
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上顎前突|いちファミリー歯科医院

悪癖について

指しゃぶり

指しゃぶりは、指で上の前歯を裏から押し出して、下の前歯を表側から押さえつける状態です。
上あごの成長を促進させて、下あごの成長を抑制させてしまうリスクが高くなります。
指しゃぶりを続けていると「出っ歯」や上下の前歯が噛み合わない「開咬」など、
不正な歯並びになりやすいといわれています。3歳前までの指しゃぶりは、
問題ないので無理にやめさせる必要はありません。3歳になったら徐々に辞めれるように練習しましょう。
3歳半以降まで続く場合は、歯並びに影響が出てきてしまいます。

舌癖|いちファミリー歯科医院

舌癖

舌は「スポット」と呼ばれる、上の前歯の裏側、上顎のくぼみに収まっているのが正常な状態です。
舌癖のある方は、舌の位置が上下の前歯の間など低い位置にあり歯を常に押しているような状態になってしまいます。また、飲み込む動作をするときも、舌で前歯を押しながら飲み込みます。
飲み込む動作はお食事や、唾液を飲み込む動作で1日600~2,000回ほどおこなっています。
ベロが正しい位置にないと1日約1000回前歯が常に裏側から押されている状態になるので、歯並びが悪くなるリスクが高いことは容易に想像出来るのではないでしょうか?
舌癖がある方は、開咬や出っ歯・受け口(しゃくれ)になるリスクがあります。
舌癖|いちファミリー歯科医院

口呼吸|いちファミリー歯科医院

口呼吸

口呼吸が癖になっていると、舌が低い位置にある場合が多いです。
また、常に口が開いている状態になるので口周りの筋肉が弱くなります。
歯並びや噛み合わせは、舌や口周りの筋肉のバランスによって左右されます。
通常、舌は上あご側に位置して、舌の力と頬の力がバランスが取れている状態です。
口呼吸の方は、舌と頬の筋肉のバランスが崩れているので、上あごが狭く、深くなりやすいといわれています。
そのため、ガタガタの歯並び(叢生)や開咬・出っ歯になるリスクが高いです。

頬杖

頬杖は、あごや一部分の歯に大きな力が加わります。
頭の重さは4~5キロといわれているのはご存じでしょうか。
重みが一点に集中してかかってしまうので、頬杖が癖になっていると歯並びの悪化に繋がります。
また、頬杖の時間や回数が多くなると、歯並びだけでなくあごの骨が変形してしまう場合があります。

うつぶせ寝が歯並びに与える影響|いちファミリー歯科医院

うつ伏せ寝・横向き寝

就寝中は同じ態勢を取り続けることが珍しくありません。
そのため、寝相によっては何時間も同じ部分に力がかかり続けてしまいます。
うつ伏せ寝や横向き寝は、左右どちらかの顔がつねに圧迫されている状態です。
毎日、同じ態勢で寝ていると、寝方によっては歯並びや顎の成長に悪影響をおよぼします。
また、うつ伏せ寝は下顎の成長を抑制してしまいます。
他にも鼻呼吸しにくく口呼吸になりやすいので出っ歯の原因になるといわれています。

悪い癖、歯並びが引き起こす悪い事

うまく咀嚼できず消化器官に負担がかかる|いちファミリー歯科医院

うまく咀嚼できず消化器官に負担がかかる

歯並び・噛み合わせが悪いと、食べ物をうまく噛み砕くことができません。
前歯がうまく噛み合っていないと、食事の際に食べ物を噛み切ることが難しくなります。
また、奥歯が噛み合っていない場合は、食べ物をすり潰すことが難しくなるでしょう。
口周りの筋力が低下しているとクチャクチャ音がしたり口から食べ物が出てしまったり
汚い食べ方になってしまいます。

虫歯や歯周病・口臭の原因になる

歯並びが悪いと、しっかり歯磨きしたつもりでも歯が重なっているところは汚れが残りやすいです。
口のなかに長期間汚れが残っていると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
また、食べカスやプラークは口臭の大きな原因です。
大きく乱れた歯並びは自分で清掃することが難しく、清潔な口内を保つことが難しくなります。
特に、歯と歯が重なり合って並ぶ「叢生」の方は注意が必要です。

発音が不明瞭になりやすい|いちファミリー歯科医院

発音が不明瞭になりやすい

開咬やすきっ歯など、歯と歯の間に隙間がある歯並びは、発音が不明瞭になりやすいです。
空気が歯と歯の隙間から漏れてしまうので前歯を擦り合わせて発音する「サ行」が言いにくくなります。
ベロの筋力がないとベロを上顎につけて発音する「ラ行・タ行」の発音が不明瞭になります。
開咬やすきっ歯以外の不正な歯並びでも、舌や口周りの筋肉の動きに支障があると
発音に悪影響を与えるリスクがあるでしょう。

顎関節に負担がかかる

歯並びや噛み合わせが悪くなると、顎関節に負担がかかります。顎関節に負担がかかり続けると、
あごに痛みが生じたり口が開きにくくなったり生活に支障をきたすリスクが高いです。
顎関節に負担がかかると顎関節周囲の筋肉や肩や首周りあご周りの筋肉の緊張にも繋がります。
また、肩こりや頭痛・目の疲れなどの原因にもなります。
噛み合わせの悪さは、全身の健康にも大きく関わっているといえるでしょう。

顔にたるみがでる

口呼吸などで口を開け続けることで口を閉める筋肉が弱くなり、口元が緩むと同時に
頬や口元のたるみができてしまう結果、面長な輪郭になってしまうことも。
鼻の引き下がりも目立つようになります。さらに成長期に何年も口呼吸を続けていると
顔やあごの骨の発育にも影響が出ます。子どもの上あごや下あごは、内側から舌が押し広げ、
同時に顔の筋肉が外側に引っ張ることで、横に広がっていきます。口を開けていると顔の筋肉が緩み、
外側へ広がる力が小さくなると、上あごと下あごは前後方向にのみ大きくなってしまいます。

顎の形の変形|いちファミリー歯科医院
口元がたるんでいる状態|いちファミリー歯科医院
いびきをかく|いちファミリー歯科医院

いびきをかく

ベロの筋力が弱いと睡眠によりさらに筋肉の緊張が弱まり
舌を支えている筋肉が弛緩し、舌が重力に負けて舌根沈下を起こし、気道が狭くなります。
これは誰にでも起きるわけですが、もともと筋肉が弛緩しやすい状況が多いと
いびきを起こしやすくなります。

口の中の舌の一について|いちファミリー歯科医院

なぜMFTを行うと良いのか?

上記で説明した通り、悪い癖があると歯並びや全身に悪影響をもたらします。
また、歯の矯正治療を行っても、筋肉からの圧力がそのままの状態だと、
歯が元の位置に戻ってしまいます。
せっかくお金や時間をかけて直したのに元に戻ってしまうなんて悲しいですよね
MFTは、これらを防ぐために必要な矯正治療の1つです。

MFTの訓練内容

①個々の筋肉の訓練

舌、唇、咀嚼筋など、それぞれの筋肉の機能改善をはかります。
筋肉の力を強めるだけでなく緊張しすぎている筋肉をリラックスさせ、全体的に調和のとれた状態を目指します。

②咀嚼・嚥下・発音・呼吸の訓練

これらの動作をする際、口腔周囲筋がかける筋圧を適正化し、正しく動作ができるようにします。
それと同時に、歯並びの悪化を防ぎます。

③唇と舌の正しい姿勢位の訓練

リラックスしたときに「唇と舌がいつも正しい位置」にあることを目指します。
「正しい位置」とは「筋肉が歯並びに悪影響を与えない位置」です。

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