入れ歯
入れ歯(義歯)は失った歯を補うための手段の1つです。
保険診療でお作りすることも出来ることと、短期間で完成することから多くの方に使用されていていますが、咬む力は3〜4割程度になる事と味や温度が感じにくくなる、バネをかける健康な歯を悪くしてしまうというデメリットもあります。
入れ歯(義歯)は失った歯を補うための手段の1つです。
保険診療でお作りすることも出来ることと、短期間で完成することから多くの方に使用されていていますが、咬む力は3〜4割程度になる事と味や温度が感じにくくなる、バネをかける健康な歯を悪くしてしまうというデメリットもあります。
日本人で何らかの義歯(いわゆる、ブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯)を使ってる割合は、
ほどのデータがあります。
さらに後期高齢者(原則として75歳以上)では約3割が総入れ歯を使用しています。
※2016年 厚生労働省(歯科疾患実態調査)
歯を失う大きな要因は虫歯と歯周病であり、ほとんどの方は虫歯などが理由で奥歯から失っていきます。
年齢を重ねるごとに歯周病で失う率が高くなり、歯を失うリスクの高い要因は、
・虫歯の身処置、再発
・被せ物(クラウン)が装着されてる歯
・入れ歯の金具が掛かっている歯
・歯周病が進行している歯
です。
これらの多くは「かかりつけ歯科医」を持たずに問題が起きた時に歯医者さんに行く方がほとんどです。
入れ歯は保険適用内でお作りすることが出来ますから、ブリッジと共に比較的に選択しやすい治療法だと思います。
しかしながら、その前には「抜歯」という選択肢があるはずです。患者様はこの「抜歯」に対して正しい認識はあるでしょうか?
仮に歯科医師が「これは抜歯ですね」と言った時に、保険での治療での判断からなのか、自由診療を考慮した上での判断なのか確認すべきです。これは根管治療にもつながる話ですが、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使い精密根管治療として再発リスクの低いMTAセメントなどを使用した補綴治療であれば歯を残せるかもしれませんし、中〜重度の歯周炎が進行した歯も自由診療の高度な治療なら歯を残せるかもしれません。
まずは、1つの選択肢を提示されたとしても「他の選択肢はないのか?」と聞くことも大切だと思います。
プラスチックの土台で作製された入れ歯です。
保険が適応されるため安く済むのがメリットですが、
部分入れ歯の場合は金属のばねをかけた歯が悪くなってしまう可能性がある
総入れ歯の場合は床に厚みがあるので味や食感が変わってしまうなどデメリットもあります。
金属床の入れ歯は土台の部分を金属で作製した入れ歯です。
保険の入れ歯で使用するプラスチックよりも頑丈なため、土台の厚さを薄くできるため、入れ歯を入れたときの違和感が少ない、食べ物の温度を感じやすい、咬んだり話しやすいなどのメリットがあります。
ノンスクラブデンチャーとは金属のばねを使用しない入れ歯のことです。
ばねの代わりにシリコン製の義歯床で入れ歯を支えます。
保険の入れ歯と違い割れにくくしなやかな素材で制作されており、歯ぐきと同化するため目立ちにくいのが特徴です。
コンフォート義歯とは歯ぐきに直接触れる部分を生体用シリコンという弾力のある素材で覆うことで、
歯ぐきにかかる圧力を軽減するので、噛み合わせた時の痛みを柔らげます。
ひとりひとりの口腔内の形に合わせてオーダーメイドで作成するので、
咬むときにずれにくく安定するため、食事や会話の際に外れにくくなります。