小児歯科ご家族の方へのお願い
成長するお子さんの歯と顎、口腔全体を正しく管理し、育成を目的とするのが小児歯科です。
正しい知識とご家族の努力・歯科との連携によってお子さんは正しく食べる・咬む・会話をすることを覚えます。
かかりつけ歯科医を持ち、お子さんの口腔環境を共有し、笑顔あふれる発育を共に歩みましょう。
小児歯科
小児歯科 何歳から通う？ そろそろお子さんをと思ったママから
小児歯科は厳密にはお母さんやご家族の方が「そろそろ…」と思った時から始まっていると思ってください。
妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、「妊娠性歯周炎」や虫歯になりやすくなります。妊娠中の歯科治療は可能ですが、つわりで歯磨きが出来ない方も多いので、前もって口腔内環境を整えておきましょう。
一般的には、つわりが軽くなる安定期（妊娠5か月）頃を目途に受診を推奨しております。妊娠中の歯科知識や正しいブラッシング方法などは、女性の歯科医や歯科衛生士がご指導・アドバイス致します。お気軽にご予約、ご来院下さい。
| 歯の生え始めを目途に！ | |
|---|---|
| 歯が生え始めを目途に通う事を推奨します。なるべく怖がらない年齢から「楽しいところ」とイメージを持ってもらう事が大切です！ | |
虫歯菌は感染します18~36ヶ月が「感染の窓」
奥歯の乳歯が生えてくる18~36カ月頃までの間を親や家族から虫歯菌が感染しやすい「感染の窓」と呼ばれる時期があります。
食べ物の「ふ～ふ～」や口移し、コップを使いまわすことでミュータンス菌が感染します。
昭和時代のデータでは親と子の虫歯菌の数はほぼ一緒と言われる時期もあり、昨今では歯科知識の向上で大きく改善されましたが、なるべく口移しや食べ物の共有は避ける方が良いでしょう。
| 1番悪いのは「ながら食べ」 | |
|---|---|
| 再石灰化の時間を与えない、電車や静かにしてほしい時にジュースやお菓子を与えることが1番良くありません。なるべくお茶やお水にしましょう。 | |
歯の生えてくる順番子供によって変わることも
歯の生え方は子供によって違う場合もあるので、一般的な順番と違っても大きく不安になることはありません。定期的な歯の検診で歯科医にアドバイスを受けましょう。
基本的には、下の歯から乳中切歯が、次に乳側切歯、1本間を空けて第1乳臼歯が、そして乳犬歯、第2乳臼歯と生えて20本の乳歯が生え揃います。
| 乳歯が足りないことも！ | |
|---|---|
| 「先天欠如」と言い50~100人に1人の割合で乳歯が少ない場合もあったり、2本の歯がくっついて生えてくる場合もありますが、自然に永久歯はしっかり生えてくることが多いです。影響があるかどうかは歯科医師に検査してもらいましょう。 | |
虫歯にならない食生活を
虫歯になりにくい口腔内環境にするには、食べた後には歯を磨く習慣を身につけ、砂糖を含むおやつなどを控えて口腔内の再石灰化の時間をしっかりと作ってあげることです。
子供の歯は大人の歯に比べてやわらかく、虫歯の進行が早いためあっという間に虫歯になってしまいます。
子供のスマホ・タブレット
年々、子供のスマホやタブレットの使用が広がるにつれて姿勢が悪くなり、若くして顎関節症やTCH（歯列接触癖）を発症する子供が増えています。歯ぎしりや食いしばりの原因にもなるため、悪い姿勢でスマホやタブレット、本を読むのは辞めましょう。
矯正治療をしても思った以上に成果が出なかったり、悪い影響が出る原因にもなります。
